7割が「やめたい」 看護職対象に実態調査

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県医療労働組合連合会(県医労連)は、看護職員(保健師、助産師、看護師など)約6000人を対象に労働実態について調査した。その結果、過密労働を背景に看護の提供に達成感を得られず、仕事にやりがいを感じつつも7割が「仕事をやめたい」と思いながら働く、という現状が浮き彫りになった。

県医労連は、県内の国立病院、日赤病院、厚生連病院など公的医療機関や民間の病院、診療所、福祉施設などでつくる労働組合39支部、組合員約1万1000人で組織。

今回の調査は、看護職員の過酷な労働を知ってもらい、夜勤・交替制労働の改善や人員増につなげようと実施。5~6月に行い、2692人から回答があった。

調査前月の時間外労働についての質問で、「過労死ライン」といわれる時間外労働「60時間以上」と答えたのは1・6%(全国平均0・8%)。「20時間以上」としたのは28・4%(同20・3%)に上った。

仕事に対する意識では、「十分な看護が提供できているか」の問いに、「できていない」が48・9%(同50・8%)と半数近く。その理由として、7割余りが人員不足による業務の過密を挙げた。

「仕事にやりがいを感じているか」の問いには7割が「感じる」とする一方で、「やめたいと思うことは」の問いでは、「いつも」20・4%(同20・9%)、「ときどき」55・7%(同54・0%)と、7割が「思うことがある」と答えている。

県医労連は、過重労働に加え、現場での健康不安やストレスを抱える実態も指摘し、「やりがいを感じながら、必死にこらえている。看護学校を卒業して現場に入っても、多くの人が数年間で燃え尽きてしまったりという現状がある」としている。

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