移動式浄水器で安全な水 来月1日、試験公開

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諏訪圏工業メッセで紹介されたRO膜式の災害時対応浄水器

地元企業グループが開発・商品化した、災害時に避難所などで1日約2000人分の飲み水を作る移動式浄水器の納入試験が12月1日、初号機購入先の茅野市で開かれる。水以外を通さない逆浸透膜(RO膜)を使いウイルスや農薬などの不純物を99%以上除去する装置。試験は一般公開され主催者側では関係機関の参加を呼び掛けている。

同装置は、諏訪圏ものづくり推進機構などでつくる環境・再生可能エネルギー研究のSEE(スマート・エンバイロメント・アンド・エナジー)研究会の水処理プロジェクトが開発。先月、諏訪市で開かれた諏訪圏工業メッセで初号機の現物が紹介された。河川や温泉水、雨水を原水に、活性炭塔とプレフィルターで不純物を取り除き、RO膜で0・1ナノメートル(ナノは10億分の1)以上の物質をほぼ完全に除去した”純水”にし、紫外線殺菌して処理する。

1時間に250リットルを生成。水温25度ならば1日に約2000人分の飲用水を作ることができる。ポンプなどを回すのに、AC100ボルト電源での駆動が可能で、ポータブル自家発電機でも運転できる。重さは約70キロ。幅1メートル、長さ1・4メートルのリヤカーに積載され災害時の機動性にも優れた設計という。

SEE研究会には27社が参加。6つのプロジェクトで開発研究する。同装置を企画した水処理プロジェクトにはオーセンアライアンス(茅野市)、コーエキ(岡谷市)、野村ユニソン(茅野市)、カネトモ(同)の4社が参加している。同研究会として初の開発商品で、同プロジェクトでは、さらに性能付加したいとしている。

試験は、午後1時半から茅野市営プールで行う。同研究会などでは防災意識の高揚などで、近隣市町村関係者や一般に広く参加を呼び掛けている。問い合わせは諏訪圏ものづくり推進機構SEE研究会(電話0266・54・2588)へ。

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