諏訪の企業グループ ドイツメーカーと協定

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諏訪市や岡谷市の企業が連携する企業グループ「SESSA(セッサ)」が、内視鏡システム製造の世界的企業リチャードウルフ社(ドイツ)と医療機器の開発製造に関する協定を結んだ。ドイツでの展示会をきっかけに昨年から連携を進めており、一歩前進した形。諏訪のものづくり技術をアピールしようと、トップセールスに訪れた金子ゆかり市長も締結に立ち会った。

セッサは2014年の設立。ナノ・グレインズ、ミクロ発條、共進、松一(以上、諏訪市)と共栄電工(岡谷市)の5社で構成し、強度に優れた超微細粒ステンレス鋼を使い、各社の技術を集めて内視鏡処置具を開発している。

リチャードウルフ社とは、昨年11月にドイツ・デュッセルドルフで開かれた医療機器の加工技術、部品材料の国際的な展示会「COMPAMED(コンパメド)」で懇談したのを契機に連携が始まり、同社役員が今年3月、諏訪地域の企業を視察に訪れるなど関係性を強めてきた。

調印式は13~16日にデュッセルドルフであった今年の展示会に合わせて17日にリチャードウルフ社の本社で行われ、イェンス・レナード研究開発担当副社長とセッサの鈴木啓太代表が医療機器の開発製造に関して相互協力することで合意する内容の協定書を取り交わした。

立ち会った金子市長は昨年のコンパメドでリチャードウルフ社との関係者と懇談している。市長は取材に、「(協定締結などで)一つの形をつくれた」と話した。コンパメドは各国企業の人気が高く、今年は約150社が出展待ちをしたという。市長は「医療機器分野で収益を上げるには5、6年かかる」とし、出展に関する国の補助期間が終了した場合の支援など「何らかの形で応援できたら」としている。

市長はドイツ訪問で別の医療機器企業との関係者とも懇談し、諏訪のものづくり技術をPR。海外企業との懇談では諏訪圏工業メッセなどもアピールした。

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