桜いっぱいの下諏訪に 植樹続けて32年

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青木町長に会の残金を寄付する会員代表

下諏訪町内の有志らでつくる「下諏訪桜いっぱいにする会」が解散し、20日、会の残金約110万円を町に寄付した。「町木の桜で町じゅうをいっぱいにしたい」と植樹活動をしてきたが、諏訪湖畔をはじめ多くの場所が桜で彩られるようになり、32年の活動に終止符を打った。町役場に青木悟町長を訪ねて寄付金を渡した会員代表は「多くの人の協力で、所期の目的が達成できた」と感謝した。

同会は1985年、フリーライターの故増沢光男さんら、当時の町社会教育広報の編集委員を中心に発足した。水月公園近くの秋葉山に桜の幼木を植えたのを手始めに、諏訪湖畔や陸上競技場周辺など町内各所に毎年植樹をした。希望する町民に桜を分けたり、小さな苗木を購入し、植えられる大きさまでほ場で育てる育樹も手掛けた。

諏訪湖畔では岡谷市境から赤砂崎、漕艇庫周辺にかけてを中心に植樹。その先のエリアでも会単独で植えたり、県の植樹に協力するなどした。今では赤砂崎などは春になると、見事な桜の花が見られるまでに育っている。

同会によると、これまでに植樹した桜は約1000本。苗木の調達は一部の寄贈を除いてほとんどを会費で賄い、会員は一般住民から事業所まで広い範囲にわたった。植樹が進んだことで、近年の活動は休止状態だったという。

寄付を受けた青木町長は長年の活動に感謝しつつ、寄付金は桜の名所として知られる水月公園の補植や、来年の町制125周年記念植樹に役立てる考えを説明。同会前事務局長の武井範好さん(75)は「うれしい使い道で、最後まで町の役に立てて良かった」と話していた。

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