2017年11月22日付

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〈いい夫婦今じゃどうでもいい夫婦〉。第一生命保険の「サラリーマン川柳」は、仕事にまつわる悲哀をユーモラスに詠み込んだ作品と共に、家庭内での夫の存在の軽さを自虐的に表現した句が人気を集め、時代を超えて傑作も多い▼結婚生活が長く続いている秘訣を問われ、米国の有名コメディアンは、レストランでの週2度の食事を一例として挙げている。〈ロマンチックな蝋燭の明かりで、気の利いた会話を楽しみながら、おいしいものを食べる。妻が行くのは火曜日で、私は金曜日です〉▼作家池澤夏樹さんがエッセー「叡智の断片」(集英社)のなかで紹介しているジョークだ。よき夫婦の関係を続ける難しさは世界共通なのか。〈疲れたよ妻にも定年あればいい〉。サラ川には家で何もしない夫を愚痴った妻の句も。笑い話で済めばいいのだけれど▼家庭用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が同社の特設サイトで公開している家事分担の啓発動画「ふたりでわけあうもの」に目が留まった。仕事に育児にと忙しい日々の中で、互いを思いやる気持ちを失い心がすれ違う若い夫婦が描かれている▼11月22日の「いい夫婦の日」に合わせて制作されたこの動画の最後には、「わけあいたいのは、わかりあいたいから」というメッセージが添えられている。夫婦共働きの割合が年々増えている現在、いたわりあうことの大切さを思った。

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