寿命全うできなかった犬猫395匹を供養

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処分された395匹の冥福を祈った動物慰霊祭

箕輪町木下の県南信犬等管理所で21日、新たな飼い主が見つからずに処分された犬猫を供養する動物慰霊祭があった。主催する県動物愛護会上伊那支部と上伊那郡市飼犬管理対策協議会、行政などの約30人が参列。10月末までの1年間に同管理所で処分された395匹(犬9、猫386)の冥福を祈り、処分減への誓いを新たにした。

上下伊那、諏訪、木曽、佐久の5地域で、保健所や市町村に保護されたり引き取られたりした後、譲渡先が見つからなかった犬猫が同管理所に持ち込まれている。

身勝手な理由での引き取りを拒否できるようにした法改正もあって保健所などへの収容数自体が減っている上、犬猫の命をつなごうと飼い主探しに協力するボランティアの尽力などで譲渡率が向上。この1年の処分数は前年比だと約90匹の増となったが、前々年(624匹)との比較では約4割減となった。

慰霊祭で対策協の佐藤一也会長は「寿命を全うできなかった犬猫に心から哀悼の意を表したい」とあいさつ。同支部の倉科美穂支部長が「動物の命を尊重し、動物愛護の普及啓発に貢献することが諸霊の遺志に報いる唯一の道」と慰霊の言葉を述べると、参列者一人ひとりが白菊の花をささげて手を合わせた。

犬猫の世話や飼い主探しに協力する愛護団体の関係者も参列した。県伊那保健福祉事務所の小野充志食品・生活衛生課長は「処分や収容が減っているのは関係団体、市町村の努力のたまもの。今後も処分を減らすため、犬については登録・注射、猫に関しては繁殖抑制や室内飼いなどを呼び掛け、終生飼養の徹底を図りたい」と話した。

同管理所では毎月第2日曜日に犬猫の譲渡会を開催。各保健所はホームページに譲渡の情報を載せている。

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