資材支援を 障がい者利用ビニールハウス破損

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台風21号による強風で屋根の部分のビニールが吹き飛んだハウス

NPO法人岡谷市手をつなぐ育成会が運営する同市郷田の「指定障害福祉サービス事業所エコファおかや」の同市樋沢にある農業用ビニールハウスが、10月に襲った台風21号の強風で破損し、使用できなくなった。毎年冬場にはホウレンソウなどを作っていたが、今冬はほとんどできない状況という。現時点で復旧の見通しは立っておらず、同事業所は資材の提供などの支援を呼び掛けている。

被害を受けたハウスは農園にある3棟のうちの1棟で、広さは約240平方メートル。強風で屋根の部分が完全に吹き飛び、骨組みだけになった。今年初めて栽培していたトウモロコシも全滅した。トマトを栽培していた別のハウス1棟も一部被害を受け、古いビニールで応急処置をしたが、穴が広がれば補修が必要になる可能性があるという。

同事業所によると、吹き飛んだビニールは3年ほど前に張り替えたばかりで、もう1、2年使う予定だった。再び張り替えることになればビニール代だけで5~6万円かかり、資金的に難しいという。林義明所長(58)は「できるだけ早く復旧したい。不要なビニールがあれば提供してほしい」と話す。

同事業所は1983年に福祉作業所として開所。現在は一般就労が難しい障がい者に生産活動の機会などを提供する就労継続支援B型と生活介護の両事業を行っている。うち就労継続支援B型には市内を中心に33人が通所。自主製品の製作や委託加工作業、農作業・農産物の販売などに取り組み、工賃を得ている。

「農園の売り上げは決して多くない」というが、同事業所の「原点」とも言えるもので「大切にしていきたい」と林所長。トウモロコシの収穫を楽しみにしていた利用者も「またやらなきゃ」と気持ちを新たにしているという。一方で、「全体のバランスを考えると、そんなにお金をかけられない」とも。「雪には注意していたが、強風は想定外だった。こうした対策に詳しい人がいれば情報もいただきたい」と呼び掛けている。

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