生活の足「まっくんバス」75歳以上無料に

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南箕輪村地域公共交通会議は22日開き、村内循環バス「まっくんバス」の運賃について、来年4月から「75歳以上は無料」とすることを決めた。高齢化社会を見据え、医療機関や買い物などで外出する際の移動支援策の一環として、利用促進を図るのが狙い。無料化に伴い運賃収入減が見込まれるため、乗客が少ない最終便2便の運行を取りやめ、運行費用の削減を図る。

村ではバス2台を運行し、今年度上半期の乗車人数は6357人。月平均では、学生の利用減などにより前年度比15%減の1060人に落ち込んだ。直近5年間で最も多い1315人(13年度月平均乗者数)から、大きく数を減らしている。

乗客数の減少や高齢者の”生活の足”の確保などを見据え、75歳以上の運賃を無料化することに。対象は11月1日現在で1744人にのぼる。16年度の運賃収入は243万円で、乗客の多くは75歳以上だった。運賃無料化に伴い「来年度の運賃収入は若干にとどまる」(村地域づくり推進課)と見るが、「生活の足の確保を優先させることにした」。バス運行事業の経常損益の8割は、国の特別交付税措置を見込む。

バス2台は、「北」「南」「東」「南原・沢尻」の村内4コースを回っている。1日当たり各コースを5巡回し、計20便を運行。このうち、午後5~6時台に「南」「南原・沢尻」コースを走る最終便2便については、1便当たりの平均乗客数が1人を切っているため、取り止める。ルートの一部変更も決めた。

高齢化率(人口に占める65歳以上の高齢者の割合)が県内77市町村で最も低い南箕輪村だが、同会議会長の唐木一直村長は「今後、さらに高齢化は進んでいく。バスを地域の足として定着させるためにも、利用促進を進めていきたい」と述べた。

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