ノーベル平和賞授賞式 藤森俊希さん出席へ

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ノーベル平和賞授賞式に出席することを市長に報告する藤森さん(右)

被爆者の全国組織「日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)」の藤森俊希事務局次長(73)=茅野市湖東=は24日、ノルウェーオスロで開かれるノーベル平和賞授賞式(現地時間12月10日)に出席することを茅野市の柳平千代一市長に報告した。

今年のノーベル平和賞は、各国政府に対して核兵器禁止条約の交渉開始や支持の働きかけを行うために設立された、 全世界的なキャンペーンの連合体「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」が受賞した。

授賞式には、ICANとともに運動を推進した一員として、日本被団協の田中煕巳代表委員(85)と藤森事務局次長が出席。1週間ほど前に正式に2人を招待するメールが事務局に届いたという。授賞式にはカナダ在住で広島被爆者のサーロー節子さん(85)も出席し、講演する予定。

藤森さんは県原爆被害者の会の会長も務める。茅野市役所を訪れた藤森さんは「国連で核兵器禁止条約が採択されたが、安倍首相は賛成も批准もしないとしている」と指摘。「今の世界情勢の中、ICANの受賞は皮肉なもの。近年、ノーベル平和賞の受賞者は物議を醸してきたが、正面から核兵器廃絶に取り組む団体の受賞は意味深い」と語った。

ICANの受賞は世界の歴史に残るものとし、「広島、長崎の原爆投下から72年目の核兵器禁止条約採択をしっかりと認識した受賞であり、われわれはこの受賞を核兵器のない世界の実現に向けた出発点にしなければならない」とも語っていた。

藤森さんは8日にノルウェーに向けて出国する。

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