岡谷南高放送部 信州総文祭出場目標に制作

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牛山会長(右)の説明を聞きながらビデオカメラで撮影する放送部員

岡谷南高校(岡谷市)の放送部が、来年8月に岡谷市内で初めて開く全国高校総合文化祭「2018信州総文祭」放送部門への出場を目指して、朗読やビデオメッセージの制作に取り組んでいる。まずは25、26の両日に市内で開く県大会突破が目標。地元開催となる全国舞台に向けて、「地域の魅力をPRする作品で勝ち抜きたい」と意欲を燃やしている。

放送部は今年度まで5年連続で総文祭に出場。現在は1、2年生の11人が所属する。エントリーするのは、アナウンスや朗読、ビデオメッセージなど計5部門。実績のあるビデオメッセージでは、郷土の話題を取り上げて、5分間の作品に仕立てるのが課題だ。メッセージ性やナレーションが評価の対象となり、県内からは4作品が全国へ進む。

「ピンマイクを上着に付けてもらえますか」―。8日に訪れた同市郷田の諏訪倉庫で、部員たちが取材を進めた。ビデオ作品のテーマは「岡谷とみそ」。かつて製糸業で隆盛を極めた岡谷とみその関わりについて調べ、今昔を切り取るという。慣れた手付きでビデオカメラを使い、撮影を始めた。

同社は繭の乾燥機を活用して、終戦まで粉みそを造っていた。牛山英一会長(76)は当時の資料を広げながら、一部の製糸工場では「工女の食を支えるために独自生産していたみそ製造を生業にするようになった」と、郷土の歴史をひも解いた。部員らは作品のテーマに沿ってインタビュー。社内の歴史資料室も巡った。

企画の中心となる2年の下條愛菜さん(16)=諏訪市=は「何度も構想を練り直した」と思いを明かす。これまでに80代の現役工女や、岡谷みそに情熱を注ぐ人たちを取材。自分たちの手でみそ造りも体験してきた。使う映像はごくわずかだが、「見た人がみそを土産に買いたくなる。そんな作品に仕上げたい」と大舞台を見据えている。

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