2017年11月26日付

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台風や長雨の後、諏訪湖に流入するヨシや流木、家庭ごみの量はすざましい。諏訪湖へ入った漂流物は風の影響を受けて、岸辺にたどり着く。近年、変わらない光景だ。今年も10月は2週連続して台風が日本列島を通過し、水面はごみに覆われた▼今、県は諏訪湖の第7期水質保全計画を策定中である。長期ビジョンには「人と生き物が共存し、誰でも訪れたくなる諏訪湖」を掲げている。目指す姿のイメージの一つには「湖畔が(中略)景観、生態系等湖辺の特性に応じた整備がされ、それぞれが魅力ある場所になっている」とある▼最近、諏訪市の上川大橋付近から見える風景が気になる。諏訪湖に流入する上川右岸にある旧あやめ園には、大量のヨシなどの漂流物が山積みにされたまま。相次ぐ台風に見舞われたため、除去作業が追いつかなかったのかもしれないが▼周辺の里山を見渡せ、多くの観光客や地元住民が散策したり、ジョギングしたりする眺望がいい場所である。橋から見下ろす光景には落胆する。もう少し、目に付かないような一時収集場がなかったものかと感じた▼第7期計画案の浮遊ごみ除去の項目は「湖岸に打ち上げられたごみ、湖底に沈んだごみの除去を実施します」と記している。この文言は第6期計画とほぼ同じ。ごみをいつまでに、どこに集めて撤去するのか。景観維持のためにも、こうした視点が大切な気がしてならない。

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