「↑(あげ)すわ」 来年3月末で終了

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来年3月末で終了することになった「↑すわ」。現在は諏訪清陵高美術部員の作品が展示されている

諏訪地域の高校生が放課後の居場所として利用している諏訪市諏訪1の精進湯ビル内「↑すわ」が、来年3月末で終了することになった。市が老朽化に伴い解体を予定する同ビルについて、高校生は昨年度に使用期限の延長を要望し、3月まで1年間の延長を認められた。だが、最近は生徒の利用が減ってきたこともあり、再延長は求めず一区切りにする。

諏訪地方の高校生や支援する大人でつくる「ちぇんじすわみーてぃんぐ」が2015年6月に開所。ビルの2、3階を利用し、学習や歓談、バンド演奏などで使っている。建物が老朽化しており、市は1階で運営していた旧精進湯と同時期の今年3月までの使用を条件に場所を提供していたが、1月に高校生から「継続してほしい」との要望を受けた金子ゆかり市長が使用期限の延長を認めていた。

「↑すわ」の活動をきっかけに高校生は「Team Suwaction(チーム・スワクション)」を立ち上げ、JR上諏訪駅周辺の空き店舗を活用して住民と交流するイベントを2回実施。今年6月に市内で行われた県高校生プレゼンテーション大会の事前準備で使用するなど高校生は↑すわを拠点にまちづくりに関わる活動の幅を広げてきた。

運営に携わった諏訪二葉高3年の春山瑞季さん(18)は「寂しい思いはあるが仕方ない。後輩たちはそれぞれで居場所を見つけている。『↑すわ』でなくてもいいので、高校生が力を発揮できる活動が続けばいい」。1年間の使用延長を認めてもらった際に市長に掛け合った一人、諏訪清陵高3年の今井裕二さん(18)は「(活動を通して)行動すれば(相手が)対応してくれると分かったことが一番大きい」と話す。

高校生らはこれまでの利用に感謝するイベントを企画。第1弾として27日から12月9日まで、諏訪清陵高美術部が作品を展示している。12月9日午前10時からは「こたつで忘年会 ライブ&鍋パーティー」と題し、高校生のライブや鍋を囲んだ懇親会を予定している。誰でも無料で参加できる。

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