松平忠輝の遺品23日に特別公開 諏訪の貞松院

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特別公開する古九谷の大皿を手にする山田雄道住職

特別公開する古九谷の大皿を手にする山田雄道住職

諏訪市諏訪2の貞松院は23日、所蔵する宝物を特別公開する。徳川家康の六男松平忠輝ゆかりの品を中心に、茶道具や古九谷の大皿など約30点を本堂と庫裏に並べる。日頃公開していない貴重な品が多く、「この機会に見に来てほしい」としている。

忠輝の墓所がある貞松院は、数多くの遺品を所蔵している。尺八の一種である一節切の銘「乃可勢」は市指定文化財。織田信長、豊臣秀吉、家康と時の天下人の手に渡り、死期を予感した家康が生き形見として忠輝に与えた縦笛で、忠輝が生涯を通じて大切にしたという。

江戸期の古九谷の大皿は、加賀前田家から忠輝に贈られたと伝えられ、「加賀の白山」が描かれている。「江戸時代の所有者が特定できる古九谷は他にはない」として、石川県加賀市で昨秋開かれた「加賀九谷焼展」にも特別出品されている。

2014年10月、NHK総合テレビの番組で「乃可勢」が紹介され、全国から問い合わせが寄せられるようになった。檀信徒の中にも寺宝の存在を知らない人がいることから、特別公開することになった。

山田雄道住職(61)は「諏訪の文化の礎をつくったと言われる忠輝公のことを広く知ってもらうきっかけにもなればうれしい」と話している。

時間は午前10時~午後4時。入場無料。問い合わせは貞松院(電話0266・52・1970)へ。

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