辰野町議会 山形村の最終処分場視察

LINEで送る
Pocket

山形村の最終処分場で設備や建設経過について説明を聞く辰野町議会議員ら

諏訪、岡谷、下諏訪3市町の湖周行政事務組合が諏訪市板沢に計画するごみ最終処分場の建設問題で、白紙撤回を求めている下流域の辰野町議会(岩田清議長)は29日、東筑摩郡山形村で計画と同種の「クローズド型」の最終処分場を視察した。運営する村の担当職員から設備の概要説明を受けたほか、重要視している用地選定や住民合意形成の経過についても聞き取りを行い、理解を深めた。

町議会は、今年1月の臨時会で計画撤回を求める意見書を可決、組合側へ提出済み。視察は福祉教育常任委員会(垣内彰委員長)が呼び掛け、希望する議員や板沢地区最終処分場建設阻止期成同盟会の役員、町理事者および課長ら約20人で同村を訪ねた。

施設では、村職員が埋立地を建物で覆うクローズド型によって焼却灰の飛散防止と臭気対策を講じたほか、処理水を放流しないなどの特徴を説明。議員が、役場から直線距離で約600メートルの村中心部に建設した理由を尋ねると「ごみ減量やリサイクルに対する意識を高めるため、あえて住民の目に触れやすく、公共施設が集中する中心部を用地に選んで買い取った」とした。

また、住民の合意形成については「事前準備に3年を費やし、隣接する常会での説明会はもちろん、希望があれば戸別訪問も行って住民理解に努めた」と話した。反対運動は起きなかったという。

視察後、岩田議長は「建設経過や処理法に関する知識が得られた。平坦地(山形村)と山間地(板沢)の立地条件の比較などを行いつつ、対応を考える」とした。同盟会の林龍太郎会長は「時間をかけ、丁寧に地元の合意形成をした行政手法が理解できた」と話していた。

引き続き、板沢の建設予定地も視察した。

おすすめ情報

PAGE TOP