素人そば打ち五段 諏訪の安里為任さん

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五段の腕前で、仲間に食べてもらうそばを打つ安里さん

NPO法人「信州そばアカデミー」会員の安里為任さん(78)=諏訪市湖岸通り=が、一般社団法人「全麺協」の素人そば打ち段位認定試験(実技、スピーチ)で最高位の五段に認定された。全国で24人、県内は4人、諏訪地方では安里さん1人。「目標が達成できてうれしい。これからは、そばを通じた地域貢献にさらに力を注ぎたい」と話している。

安里さんがそば打ちを始めたのは、仕事先で企画した教室に生徒として参加したのがきっかけ。家族や知人らに喜んで食べてもらうのがうれしかった。8年前に、段位があることを知り、茅野商工会議所に相談して、同アカデミーを紹介された。理事長の赤羽章司さん(全日本素人そば打ち大会第10回名人位)が師匠だ。松本市などで開かれるそば祭りをはじめ、茅野市で開く新そば祭りにも仲間で愛好会を作って参加している。

五段位認定会は2年に一度あり、今回(第5回)は10月28、29日に東京都で開かれた。全国各地から、一次審査、筆記試験を通過した57人が受験し、24人が認定された。今回で五段は全国で89人となった。諏訪地方では安里さんが初めて。

11月29日には、趣味の一つの山登りの仲間に五段認定を報告する会を同市の市民活動センター「ゆいわーく茅野」で開き、腕前を披露した。こね・練り、延し、切り―の作業において「均等」がポイント、片付けまでが審査の対象などと説明しながら、手際よく、丁寧な仕事ぶりを見せていた。試食では、「二八そば」と「十割そば」、そばがきが用意され、味わった人々は「のど越しがいい」「コシがある」などと話しながら堪能していた。

安里さんは試験のスピーチで「修験道の精神は、己を磨くために行を積み、学んだことを人のために尽くすというもので『そば道』に共通すると思う」などと話したといい、内容はアカデミーのホームページに掲載している。

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