冬の天竜川 ザザムシ漁解禁

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天竜川の浅瀬でザザムシ漁をする菅沼重眞さん=駒ケ根市

師走に入った1日、伊那谷に冬の到来を告げる「ザザムシ漁」が天竜川水系で始まった。天竜川漁業協同組合(伊那市)から漁に必要な許可を受けた組合員が浅瀬に入り、くわで川底をかき回して虫を四つ手網の中へ。網を上げると、体長3センチほどのザザムシがうねうねと動いていた。

ザザムシは、石の下に生息するカワゲラやヘビトンボなどの幼虫の総称。上伊那地方では主につくだ煮にして食される。駒ケ根市の天竜大橋上流では50年以上続けるベテランの菅沼重眞さん(81)=同市中沢=が、くわを振るって珍味を水揚げ。甘露煮にして家族や地域の会合で振る舞うといい、「みんなが喜んでくれるので元気なうちは続けなきゃ」とほほ笑んだ。

天竜川漁協によると、1日朝までに許可を受けたのは5人。例年は解禁日までに10人前後が申請するというが、今年は台風の影響で川の石が動いたため、出足が鈍い。漁期は2月末まで。「虫に脂が乗り身が引き締まる」(菅沼さん)という1、2月の寒中期に向けて漁に出る人も増えそうだ。

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