移動スーパー長谷に“出店” ニシザワ

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長谷地区での販売開始に向け、移動スーパー「とくし丸」に食材を積み込む担当者

南信地方を中心にスーパーなどを経営するニシザワ(荒木康雄社長、伊那市日影)は1日、同市長谷地区を中心に移動スーパー「とくし丸」の営業を始めた。同市高遠のニシザワ高遠食彩館で出発式を行い、関係者が過疎高齢化が進む地区での買い物弱者救済に期待を寄せた。

同社は2015年、トラックの移動スーパー「とくし丸」を展開する徳島県の会社とフランチャイズ契約を結び、辰野町で移動スーパー事業を開始。長谷地区での事業展開は2例目になる。今回は同市長谷溝口在住の元会社員、中山勝司さん(58)がニシザワと個人事業主契約を結び、販売を担当する。

中山さんの実家は長谷で酒類販売店を営んでおり、両親の他界を機に店は閉店。地域の買い物事情を危惧していたという。ニシザワが移動スーパー事業を展開していることを知り、地元の化学メーカーを退職し、個人事業主に名乗り出た。

中山さんは2カ月かけて地区内の高齢者家庭約600軒を回り、移動スーパーの需要を調査。高齢者は数百メートルでも移動が困難なことから、各家庭の玄関先での販売を行うという。

出発式でニシザワの荒木社長は「かねてから移動スーパーの要望は多かった。地域の皆さんに喜んでもらえる事業にしたい」と抱負。中山さんは「長谷地区の買い物事情は深刻。この事業が過疎地域のモデルになれば。買い物に困っているお年寄りたちに喜んでもらいたい」と決意を語った。

移動スーパーは軽トラックに高遠食彩館で販売している肉や魚などの生鮮食料品、野菜、総菜、調味料、日用品など約250点を積載。月曜日から土曜日まで、長谷地区や高遠町長藤などを3コースに分けて週2回販売する。

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