足掛け30年「湖南村誌」刊行 諏訪

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足掛け30年で念願の村誌刊行を喜ぶ(左から)小池事務局長、金子編纂委員長、執筆者代表の金子さん

諏訪市湖南公民館は1日、湖南地区の歴史をまとめた「湖南村誌」を刊行した。住民41人で組織した同村誌編纂委員会が執筆したB5版の全1巻926ページ仕立てで、重さは2・2キロ。足掛け30年の念願の村誌が完成し、金子善彦委員長(70)は「子どもたちに湖南の歴史を正しく伝えていきたい」と喜びを語った。

同村誌は諏訪市内旧村部4地区の中では最後の発行となった。1986年に準備委員会を設け作業を1997年ころまで進めたが中断。区民から編さんへの強い要望があり、2008年に再開の準備に入り、現在の委員会名に改称して始動した。

原始古代から現代まで時代区分ごとの歴史、地理や自然、民俗、地区内7区の自治発達史の全8編で構成。見返しには1932(昭和7)年の古地図、26ページ分の口絵、670語の方言も掲載し、索引も使いやすいように工夫した。

監修の諏訪市文化財審議委員だった故武田安弘さん=岡谷市=から、史実を正確に自分の言葉で書くことなどの指導を受け、250以上の項目を分担した。念入りに校正を重ね、1項目に検討会10回、2年かかることもあった。

予約のあった1000部を各区に配布。250ページ分に関わった執筆者代表の金子信也さん(84)は「長年の夢がかない、委員の一致協力のたまもの」と刊行を喜んだ。

今後は、17日から「楽しく読みとく湖南村誌講座」を年5、6回開く。事務局長の小池成和さん(80)は「昔のことを生かして、郷土愛や連帯感を高める一助にしたい」と話していた。

1200部を発行し、1冊2000円で頒布する。問い合わせは湖南公民館(電話0266・52・0553)へ。

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