インフルエンザ 流行入り、ワクチン不足

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インフルエンザの流行が始まった。11月26日までの1週間に、全国約5000の医療機関を受診した患者数が1機関当たり1・47人となり、流行開始の目安とされる「1・0人」を上回ったことで、厚生労働省は1日、今冬の流行入りを発表した。流行が始まると瞬く間に感染が拡大する。早め、早めの対策で感染予防に努めたい。

県内も流行期に入ったとみられる。同期間の1週間に、県内87カ所の定点医療機関から報告があった患者数は前週の1・9倍にあたる122人となり、1機関当たり1・40人と増加した。地区別では諏訪0・25人、伊那0・38人と流行期に入っていないが、飯田や佐久、上田などでは感染が拡大している。まだ地域にバラつきはあるものの、日増しに寒さが身に染みる師走を迎え、これから本格的な流行が予想される。

今冬は県内をはじめ全国的に流行入りが早まっている。県内は過去5年間で昨シーズンに次いで2番目に早い。例年だと、年明けの1月中旬~2月初旬に流行のピークを迎えるが、さらに早まる可能性があり、流行期間も長引くことが懸念されている。学校の集団感染も目立ち始めた。これまでに5校で学級閉鎖の措置が取られた。

まだワクチン接種をしてない人は、早めに受けたほうが賢明だ。発症する可能性を低減させる効果に加え、重症化を防ぐ効果も認められている。高齢者や子ども、基礎疾患のある人は、流行が本格化する前に済ませておきたい。

ところが、ここに来てワクチンの供給不足が表面化している。厚労省によると、当初使用する予定だったウイルス株を選び直したことが災いし、製造に遅れが生じたのが原因という。県内も医療機関によっては在庫が極端に不足しており、希望通りの予防接種ができないケースも出てきている。

個人でできる予防対策をさらに徹底したい。年の瀬を控え、何かと外出する機会が増え、年明け後は、あいさつ回りや新年会などの会合に出掛けることが多くなる。その際はマスク着用を心掛け、帰宅後は手洗い、うがいを励行することが予防につながる。

症状が出たら早めに受診し、自宅で静養するなどして治療に専念したい。無理して登校したり、出社したりすれば、周囲に感染を拡大させることになる。

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