表現巧み 古田人形芝居 箕輪で定期公演

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母と娘の互いを思う情景を熱演する箕輪西小学校古田人形クラブのメンバー

県選択無形文化財に指定されている箕輪町の古田人形芝居の「2017年度定期公演」(町教育委員会主催、古田人形芝居保存会など共催)が2日、町文化センターで開かれた。同保存会と箕輪西小学校古田人形クラブ、箕輪中学校古田人形部が出演。会場に詰め掛けた約200人に、古くから地元に伝わる芸能の重みと感動を与えた。

地域に残る伝統芸能を次代につなぐ「青少年ふるさと活動」として1979年以降、保存会が箕輪中や箕輪西小に古田人形芝居を普及。89年から定期公演として毎年12月第1土曜日に開催している。

公演は、舞台を清める「三番叟」を保存会が演じて開幕。箕輪西小古田人形クラブが「傾城阿波の鳴門―巡礼歌の段(現代語)」、箕輪中古田人形部が「生写朝顔話―宿屋の段」、保存会が「生写朝顔話―大井川の段」と「傾城阿波の鳴門―巡礼歌の段」を披露した。

箕輪西小の「傾城阿波の鳴門」は、離れて暮らす母親のもとに幼い娘が巡礼姿で表れ、母親はいったんは突き放すがすぐに後を追う、親子の深い愛情を描いた物語。児童らは3人一組で一体の人形を操り、登場人物の心理描写も巧みに表現していた。

保存会の柴登巳夫会長は「小中学校での普及が実り、保存会も多くの若手によって伝統が受け継がれている」とし、さらなる広がりに期待をかけていた。

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