高遠そば20年 16日記念講演やシンポ

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高遠藩主、保科正之公が領地変えに伴い、辛味ダイコンの絞り汁と焼きみそで食べるそばを会津(福島県)に伝えたことから、本場の高遠(伊那市)よりも会津で有名になった「高遠そば」。その高遠そばの伝統を守ろう―とする取り組みから20年を機に、16日、「高遠そばシンポジウム」(同実行委員会主催、長野日報社など後援)が伊那市高遠町のJA上伊那東部支所で開かれる。記念講演やシンポジウム、記念式典で活動の節目を祝う。

高遠町(現伊那市)では1997年2月、町公民館三義分館で高遠そばのそば打ち講習会が開かれたのを契機に、「高遠そばで町を盛り上げよう」とする機運が高まった。山室そばの会、高遠そばの会などが相次いで発足。町内各地でそば祭りが始まった。以後、さまざまな取り組みで「高遠そば」を全国に発信している。

節目に向け、各地区のそばの会やそば打ち愛好会、辛み大根研究会、農業組合法人らで今年8月に「高遠そば20周年実行委員会」を組織。事業内容の具体化と記念誌の発行に取り組んだ。

16日のシンポジウムは、信州大学農学 部(南箕輪村)の井上直人教授 が「在来品種『入野谷そば』の育成とブランド化」と題して記念講演。会津そばトピア会議会長の唐橋宏さんが基調報告をする。

高遠そば組合の伊藤亨組合長をコーディネーターに、白鳥孝伊那市長、山形県で在来品種そばの栽培に取り組む工藤一夫さん、製粉スペシャリストの鈴木文明さんがパネルディスカッションを行う。一般の聴講は無料。時間は午後3時から。

記念式典と交流会は午後6時から、関係者限定で同市高遠町の楽座紅葉軒で開く。入野谷在来種そばの試食やそばガレットの実演と試食、シードルの試飲などを行う。

飯島進実行委員長は「さまざまな団体の協力で20周年の節目を迎えることができた。『信州そば発祥の地』として伊那の食文化のPRにつながれば」と話している。

シンポジウム、記念式典の問い合わせは実行委員会事務局で楽座紅葉軒の高島さん(電話0265・94・2154)へ。

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