冬の厳しさ利用し寒天に 茅野で天出し作業

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青空の下で始まった今季最初の天出し作業=4日、茅野市宮川

冬の寒さを利用した諏訪地方特産の角寒天作りの季節を迎え、寒天工場が集まる茅野市宮川の五味喜一商店で4日、生天を寒風にさらす「天出し」作業が始まった。来年2月下旬まで、わらを敷き詰めた干し場では生天がずらりと並ぶ冬の風物詩の光景が広がる。

平年より1週間早かった昨年に比べさらに1日早いスタート。この日の早朝は氷点下3度で、同社では向こう1週間の冷え込みを見越し、作業を始めた。今季は地元のベテランや、青森県などから働きに来る若者など約16人が作業に従事する。

大釜で煮溶かしたテングサの煮汁をろ過し、固まってから棒状に切り、専用の木の台に並べていく。凍結と融解を繰り返しながら、徐々に水分が抜けて角寒天になる。

昨年は御柱祭、今年はテレビなどで健康ブームに拍車がかかり、在庫製品はすべて売り切れたという。五味昌彦専務(59)は「水で戻すだけという食べやすさも周知されてきた。冷え込みに期待し前年より10万本多く100万本は生産したい」と話していた。

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