「極楽の松」守る雪吊り 伊那市高遠の満光寺

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「極楽の松」へ円すい状に縄を張っていく庭師=5日、伊那市高遠の満光寺

伊那市高遠町の満光寺で5日、樹齢500年とも言われる「極楽の松」の雪吊り作業があった。冷たい風が吹き付ける中、4人の庭師が、雪の重みから枝を守る縄を張り巡らせて冬支度を整えた。

高遠城主だった武田信廉が天正年間に、兄・信玄の遺命に従って城内から移植したと伝えられるクロマツ。この松を一目見るだけで極楽往生できるとうわさが広がり、「極楽の松」と呼ばれるようになったとされる。

高さ約10メートルの支柱の頂点から放射状に縄を張って枝に固定。「極楽の松」を含めた3本の松の雪吊りをした。「歴史ある松で、重圧は掛かりますが、作業に携われることは誇りです」と担当した小池造園(箕輪町)。新人の酒井正希さん(20)=伊那市美篶上川手=は「先輩方の背中はまだ遠いですが、これから追い続けて、伝統の技を受け継いでいきたい」と話した。

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