2017年12月07日付

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車社会の進展や郊外型店舗の出店で、駅前のまちづくりや商業にどう活気を呼び込むかは各自治体が頭を悩ます課題。人口減少や高齢化も相まって、今までと異なる発想や工夫が欠かせない▼JR上諏訪駅前では6年10カ月前に閉店した老舗「まるみつ百貨店」の跡地で、民間会社が建設する複合商業施設が起工した。隣接地には10階建てのマンションが建つことも決まっている。周辺地域は高齢化が進み、買い物が大変な人もいる。起工を受けて「ようやく」との思いを持つ人も多いだろう▼民間開発が浮上した当初から、住宅や生鮮食料品店が入る複合型施設が計画されており、ある程度想定していた形に落ち着いた。新たに加わったのは、市が設置する公共のスペースが入ることだろう▼スペースの内容や運営方法の検討はこれからだが、隣の茅野駅に直結する形で2005年にオープンした茅野市民館は、有志でつくるNPO法人が運営をサポートしている。建設から10年以上を経過し蓄積したノウハウもあるだろう。施設の規模は違うけど、使い勝手の良い施設にするためのヒントがありそうだ▼一口に「駅前」と言っても、それぞれの特徴がある。上諏訪駅は近くに諏訪湖や上諏訪温泉の旅館街、製造業の本社がある。通学距離には公立3高校や県立中学があり中高生の利用も多い。住民を巻き込み、数十年先を見据えた取り組みが必要になる。

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