中沢小応援隊が文部科学大臣表彰

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文部科学大臣表彰受賞を報告する「駒ケ根市中沢小学校応援隊」

地域住民が学校教育や運営に携わり、学校を核とした地域づくりや開かれた学校運営を推進しているとして「駒ケ根市中沢小学校応援隊」が、文部科学大臣表彰を受けた。3年間の準備期間を経て2015年からコミュニティ・スクールとしての学校づくりを進める同校。住民が“応援隊”となり、農業や地域産業にちなんだ中沢らしい体験学習やレクリエーションを児童に提供する。学校が世代間交流の拠点となり、地域コミュニティー形成の一助となっていることなどが評価された。

7日に文科省で表彰があり、地域学校協働活動の分野で三つの県内団体を含む150の団体が表彰を受けた。

「学校に寄せる思いが人一倍強い」という中沢地区。児童の体験学習を以前から支援する住民 らが中心となり、地域全体での学校運営を目指すコミュニティ・スクールの導入を目指したのが5年前。15年に正式指定を受け、住民や学校職員 などで組織する学校運営協議会が全体を取りまとめ、 応援隊として誰でも気軽に参加できる学校支援体制を構築した。70代を中心に約180人が応援隊となって支援活動を充実させている。

環境整備や放課後学習の指導のほか 、米やキノコ栽培の手助けなど、「中沢のことを全て知って ほしい」と願って行う支援活 動は数え切れない。中でも全校行事として力を入れるのが、かつて地域の主産業だった炭焼き。1992年から校内に窯を設け、児童が 木の窯入れや窯出しの作業 を担って伝統に触れる。校内に年4回ほど菓子の販売スペースを設ける駄菓子屋の取り組みも特徴的だ。

活動の場面では、応援隊に向けた児童の感謝の言葉掛けが随所で見受けられ、隊員の顔からは充実感がにじみ、教職員の負担軽減にもつながっている。8日に市役所で表彰を報告した運営委員長の木下幸安さん(85)は「応援隊の生きがいの場になっており、表彰は長い歴史の中で培われた中沢全体が学校に寄せる強い思いの成果」。霜田里美校長は「これからの学校づくりには欠かせない理想的な環境。児童が地域に恩返しできるようになれば」と活動の広がりに期待した。

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