富士見で鹿肉販売再開 出荷制限一部解除受け

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鹿肉の出荷作業に追われる富士見高原ファームの戸井口さん

富士見町内で捕獲したニホンジカから基準値を超える放射性セシウムが検出され、鹿肉の販売を自粛していた富士見町の富士見高原ファームは8日、出荷制限の一部解除を受けて販売を再開した。

先月17日、県の検査で町内捕獲の1頭が食品衛生法上の基準値を超えたため、国と県が町内で捕獲した鹿肉の出荷、販売、自家消費の自粛を要請した。その後、全頭検査の体制が整い、7日、安全が確認された食肉については出荷の制限が解除された。

同ファームにはさっそく都内飲食店各所から受注が入り、ロース肉を中心に荷造りに追われた。代表責任者の戸井口裕貴さんは、「飲食店はジビエ料理が最盛期だというのに、3週間も待っていてくれた。本当に有り難い」とほっとした表情。「検査によって、お客さんに安心して使っていただけると保証されたことは逆に大きな強み」と話した。地元スーパーでの販売も近く再開する。

一方、地元の山では今月に入って鹿の出没頭数が増えており、町猟友会が自粛期間中も駆除作業を続けていた。捕獲数は例年の3倍近いといい、同ファームでは1日に4~5頭と解体に追われている。

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