2017年12月10日付

LINEで送る
Pocket

このところ、ガソリン価格の高騰が止まらない。資源エネルギー庁によると、長野県のレギュラー1リットル当たりの店頭価格(4日時点、平均)は142・3円。約2年4カ月ぶりの高値が続いている▼師走に入り、県内各地は真冬並みの寒気に覆われている。各家庭では石油ファンヒーターなどの暖房機器は必需品である。これから需要が最盛期を迎えるだけに家計を直撃する。重油を使用してハウス栽培をしている農家にとっても価格動向は目が離せない▼原油などエネルギーの多くを輸入に頼っている日本は、身近な暮らしの中でいや応なく世界情勢を意識してしまう。中東諸国の諸問題が日本に直結するのは言を俟たない。北朝鮮情勢は緊迫した状態が続いている。中国からの石油供給動向が、北朝鮮の経済に大きな影響を及ぼすと言われている▼今年は、北朝鮮からのミサイル発射に肝を冷やした。8月29日朝に一斉に鳴り響いたJアラートの音は、思い出したくない。11月末には米国までの距離を射程可能にしたミサイルも発射した。専門家の意見は分かれるが、国民にとっては今後の軍事衝突の不安がつきまとうのは確かだ▼日本漢字能力検定協会が定める「今年の漢字」が12日に発表される。良いイメージの字を期待したいが…。世界同時多発テロが起こった2001年は「戦」だった。再び、こうした字が選定される世相にならないことを願う。

おすすめ情報

PAGE TOP