ずらり酒徳利 米澤酒造リニューアルオープン

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米澤酒造店舗内に飾られた江戸から明治期の徳利と提供した石田さん

清酒「今錦」醸造元の米澤酒造(塚越寛社長、中川村大草)は9日、事務所兼店舗の新築工事が終了し、リニューアルオープンした。初日には店内に飾った江戸―明治中期の貴重な酒徳利243点を提供した須坂市の元県団体職員、石田秀明さん(67)が来場し、徳利の特徴を来場者に説明した。

徳利は新店舗の目玉として店内2カ所のガラスケースに収められている。石田さんは20代から骨董品を集め出し、1979年からは徳利に特化して収集。今回は同社の依頼で自身のコレクション約800点の中から全国27都道府県の焼き物産地で集めた年代物の化粧徳利を譲渡した。

中には明治時代、皇室で実際に使われた京都清水焼の角ばった作品や福島県浪江町の窯元で作ったおかめの形をした徳利もある。このほか、伊那市の高遠焼、飯田市の尾林焼など伊那谷各地の名器は、店の入り口に展示している。

徳利は江戸時代、酒の量り売り用に普及し、容量は3合から2・5升まであるが、買いに行く女性が酒を詰めて持ち運べる大きさの1升(1・8リットル)が主流になったという。石田さんは「徳利をお渡しするのは、娘を嫁に出すような心境だったが、一方でこれだけきれいに飾られ、皆さんにご覧になっていただけることはコレクター冥利に尽きる」と胸中を明かした。

店舗の営業時間は午前9時~午後5時。休みは日曜日と祝日。10日は営業する。問い合わせは同社(電話0265・88・3012)へ。

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