2017年12月12日付

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最近子どもたちと話してないなあ―と感じる親御さんに対し、子どもたちはさほど不足感を感じていない様子。子どもの成長過程ではありがちな意識の差とはいえ、会話の減少は寂しいもの。無理やり話せとは言っても話せるものでもない。日々変化していく子どもに親が歩調を合わせ、変わっていくしかないのだろう▼本紙上伊那版11月6日付の県教組上伊那支部実施アンケート結果。家庭内での会話は親子とも満足度は高いものの、子どもに比べ保護者はやや低く「どう声掛けしたらもっと話してもらえるか」など悩む声もあったという▼自らを振り返っても、親との会話をわずらわしく思った時期はある。後で知ったが、それは心理的成長段階における「親殺し=親離れ」だった。一人前になるための、誰もが通り、克服すべきテーマという▼日ごろの取材で、小中学生と関わるケースは少なくないが彼らは決して無口ではない。それは「取材だから」ではなく、こちらが彼らの行為や意識に寄り添い、一方的に答えを引き出そうとしない声掛けをしているからなのだと思う。共鳴、共感は彼らの口を軽くする▼昨今は親も子も互いの顔より、スマホ画面を見る時間が増え、会話の機会を失うケースもありやしないか。もうすぐクリスマス、正月と恒例の家族イベントが続く。しばしスマホを置けば、互いに顔を見合わせられる機会が目の前まで来ている。

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