知事と上下伊那経済界 リニア見据え意見交換

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意見交換会で発言する上伊那地方の関係者

阿部守一県知事と上下伊那地方の経済界は12日、リニア中央新幹線開業を見据えた意見交換会を飯田市の県飯田合同庁舎で開いた。各種団体や県機関から約30人が出席し、伊那谷の産業や観光振興について懇談。上伊那地方の経済9団体は、リニア開業に向けたさまざまな計画に地域が主体的に関わる実行体制の構築を意見集約しているが、阿部知事も賛同して「課題を整理し、伊那谷全体で取り組める体制を官民連携で設けたい」と述べた。

意見交換では、リニア県内駅と地域を結ぶ二次交通の充実、企業連携による技術の集積など、上伊那地方の関係者からもさまざまな提言が出された。

二次交通では、伊那市長谷で行われる自動運転車の実証実験に触れながら、バスの自動運転化など新産業技術との融合に期待する声も。JR飯田線については高速化を求める意見の一方、観光路線としての提案もあった。飯田市のリニア県内駅に直接乗り入れる高速バスの必要性も示され、県内駅の名称については「利用してみたくなる伊那谷ブランドの駅名を」と要望もあった。

阿部知事は「(県内駅が)通過駅になってしまうという危機感を持っている」と語り、ビジョンを描くだけでなく、役割分担による実行体制の必要性を強調。「問題意識を共有しながら取り組みたい」として早急に着手したい考えを話した。JR飯田線については、高速化によるコスト、観光路線の潜在需要など、データ調査の裏付けが重要との認識を示した。

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