要望を運営に反映 JA役員が農業者訪問

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認定農業者の作業場で意見を聞くJA上伊那の役員ら

JA上伊那は、組合役員が管内の認定農業者宅を訪問し、JAへの要望や苦情を聞く活動を行っている。同JAが進める自己改革事業の一環で、今年度初めて実施。抽出した農家を2カ月かけて回り、出された意見をJA運営に生かしたい考えだ。

認定農業者への訪問は11月から始めた。訪問先として大規模営農者、小規模営農者、新規営農者、女性営農者の83軒を抽出した。また7月から管内にある集落営農法人48カ所を常勤役員が訪れ、法人の代表者らと意見交換している。13日には牛山喜文専務理事が伊那市荒井の伊那支所で市内狐島の農業、松本竜司さん(47)と懇談し、意見を聞いた。

松本さんは石川県生まれ。信州大学農学部卒業後、2009年に伊那市で新規就農。約2ヘクタールの農地で、ブロッコリーやアスパラガス、ネギ、ズッキーニなどを栽培している。

夫婦で営農している松本さんは役員との懇談で、労働力確保の難しさなどを問題提起した。また、JAの役割が一般に理解されていない面もあるとして、「農家以外の人にもJAの大切さを訴えてほしい」と要望した。

意見を聞いた牛山専務理事は「一般への啓発が行き届いていない。ほかの営農者からも厳しい意見をいただいた。それはJAに期待している証拠でもあり、JA運営に生かしたい。今後も懇談と訪問を継続し、多くの声に耳を傾けたい」と話している。

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