病床機能維持の意向 諏訪地域の3病院

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諏訪地域の医療需要に応じた提供体制の構築を目指す第5回諏訪医療圏地域医療構想調整会議は13日夜、諏訪市の県諏訪合同庁舎で開いた。国が公立病院や公的医療機関に策定を求めた「新公立病院改革プラン」「公的医療機関等2025プラン」を岡谷市民、諏訪中央、諏訪赤十字、富士見高原の4病院が報告。25年度の病床機能は3病院が現行通りと見通すが、県地域医療圏構想を踏まえた体制構築を視野に柔軟に対応する姿勢がうかがえた。

同構想で諏訪区域は将来的に回復期や慢性期の病床の不足が見込まれるため、必要に応じて高度急性期、急性期からの病床機能の転換などが課題とされている。会議で4病院が示したプランは、いわゆる団塊の世代が75歳の後期高齢者となる2025年に向けた取り組みやスケジュール、現状の課題などをまとめた内容。富士見高原病院は現在の急性期151床(地域包括ケア病床22床含む)から急性期107床、回復期44床を目指すとした。地域包括ケア病棟の導入も検討する方針。

主に高度急性期、急性期医療を担う諏訪赤十字病院(許可病床数455床)は現状の高度急性期267床、急性期158床、その他(精神病床)30床をそのまま維持するとしたが、「今後の状況の中で見直されることもある」とした。回復期機能を提供する病棟や緩和ケア病棟の整備の検討、入退院前後の患者支援機能の強化に取り組むとした。

旧健康保険岡谷塩嶺病院と旧市立岡谷病院の公立2病院の統合を経て開院した岡谷市民病院は「統合に合わせてすでに病床転換は実施し、機能分化と連携に十分な役割を果たした」とし、将来も「現在と同様の規模、機能を維持していく」とした。現状の病床数は295床で高度急性期8床、急性期152床、回復期45床、慢性期86床、感染症4床となっている。

諏訪中央病院は地域の実情を踏まえ、地域包括ケア病棟を1日から2病棟とし、地域包括ケア病床を48床から86床に増やした。将来に向けても病院機能の再編成を目指すとし、「各病院が独自に進める機能強化、効率化への取り組みに自由度がある支援制度」を求めた。現状の病床数は360床で高度急性期74床、急性期214床(地域包括ケア病床含む)、回復期36床、慢性期36床。

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