上社前宮で「御柱休め」 前回の4本横たえる

LINEで送る
Pocket

諏訪大社上社前宮の御柱休めで中金子の八立神社の氏子により横たえられる前宮一

諏訪大社上社前宮の御柱休めで中金子の八立神社の氏子により横たえられる前宮一

5月3~5日の諏訪大社御柱祭上社里曳きを前に、前回2010年に建てた御柱の「御柱休め」が16日、茅野市安国寺の上社前宮で行われた。古来の慣例で、諏訪市中金子の八立神社の氏子が奉仕して、長さ約17メートル、直径1・2メートルの前宮一をはじめ、4本を地中から抜いて横たえた。本宮は23、24の両日行う。

御柱休めから、神木を元の普通の木に戻す6月の「御柱休めの儀」までを「古御柱祭」と呼び、400年前から八立神社の氏子に託されている。

氏子160人以上が参加し、本殿で安全を祈願。四つの町内会が1本ずつ担当して、四方にロープをはり、柱の囲い(玉垣)や説明看板などを外し準備した。前宮四から順に1本ずつ、氏子が結集して、ロープを操作しながら横たえていった。子どもたちの元気な木やりとラッパが、伝統の奉仕の後押しをした。柱は茅野市安国寺、諏訪市神宮寺など近隣地区に譲り渡される。

本宮の23日は午前中に本宮三と本宮四、午後は本宮一と本宮二を横たえて、引き続き、本宮一は全員で八立神社へ曳行(えいこう)する。24日は本宮二と本宮三の曳行。本宮四はトラックで搬送する。

御柱休めはこれまで前宮と本宮を同時に行っていたが作業の効率化を図るため、日をずらした。また、前宮での作業は柱の周囲を掘ってから倒していたが、重機を使って倒す方向に掘る方法を導入。本宮一と本宮二は従来通り手作業で地中を2メートルほど掘る。

中金子区の矢崎宏規区長(48)は「当たり前のことだが、安全にお休めができてうれしい。本宮の作業は今回の反省を生かしたい」。また本宮での奉仕は多数の氏子参加、参拝客が予想され「多くの協力で、安全、安心で楽しい御柱休めにしたい」と話していた。

おすすめ情報

PAGE TOP