2017年12月15日付

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その地方や県内といった身近な地にゆかりある人の活躍には、わくわくと気持ちが高揚する。世界新記録の快挙を成し遂げたスピードスケートの小平奈緒選手は茅野市出身で伊那西高校(伊那市)の卒業生。その時点で地球上の誰も小平選手にかなわないと考えると驚異的だ▼大相撲では木曽郡上松町出身の御嶽海関。今年は6場所すべてに勝ち越し、すっかり三役に定着した。今や大関候補の一番手といえるだろう。期待を大きく超す強さを見せている▼スポーツ界や個人に限らない。自社商品を開発した諏訪市内の中小製造業の関係者から思いを聞いた。この商品が有名になれば、地域の子どもたちにあの商品を作っている会社が諏訪にあると知ってもらえ、「諏訪はすごい」と思ってもらえる―。なるほど、学生時代に住んでいた近くのオートバイ店が、愛好者の間では知られたオートバイ部品のメーカーだとしばらくして分かり、それから見る目が変わったのを思い出す。「この店がそうなんだ」と▼ノーベル賞受賞に少なからず貢献した人もいる。同郡木祖村出身で宇宙航空研究開発機構(JAXA)国際トップヤングフェローの和泉究さんは、今年の物理学賞対象となった重力波の直接観測に米国の観測所で研究員として関わった▼こうした人や会社の存在は、出身や所在が身近というだけだけれど誇らしい。夢を与えてくれるし、勇気づけられる。

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