あるしん旧宮木支店に移転へ 辰野町商工会館

LINEで送る
Pocket

辰野町商工会(福島英雄会長)の臨時総代会は14日夜開き、建物の老朽化対策を検討していた町商工会館について、現会館からアルプス中央信用金庫の旧宮木支店へ移転することを承認した。旧宮木支店は現在使われておらず、商工会が建物を買い取って活用する基本方針を双方で確認済み。今後契約の詳細を詰めてから改修工事に着手し、来年春の移転開所を目指す。

同町下辰野にある現会館は、鉄骨造3階建て建築面積959平方メートル。築37年が経過し、近年は天井の破損や床のひび割れが顕著となり、耐震化や雨漏り防止などの対策が急務となっていた。

移転先の同町宮木の旧宮木支店は、現会館とほぼ同規模の2階建て建築面積906平方メートル。築40年余りだが、鉄筋コンクリート造で耐震基準を満たしている。事務や会議用の十分なフロアスペースがあり、駐車場も15台分ほど確保できる好物件という。

現会館で開いた臨時総代会では移転承認案のほか、建物の取得費と改修費計2310万円を財政調整基金から繰り入れる特別会計予算案を、全会一致で可決。土地の取得に関しては運営状況により判断するとし、当面は賃借する考えを示した。現会館は不動産物件としての売却、行政への委譲などを検討するとした。

商工会にとって、現会館の老朽化は10年来の懸案。2008年に初めて組織内検討委員会を設け、当時は修繕などで対応した。老朽化が顕著となった13年に再び検討委を設置。現在地での改修や新築のほか、公有、民有施設への移転も含め最善策を探ってきた。

専門家の診断で、現会館は鉄骨溶接による改修効果が薄いとされ、解体と新築には1億1500万の費用がかかると試算。諮問を受けた検討委が今年10月末、安全性や費用対効果から、旧宮木支店への移転が妥当と答申した。

福島英雄会長は「商工会館は会員が切磋琢磨し、地域の経済活動を支える大切な拠点。会員総意によって、将来につながる大きな決断ができた」と話した。

おすすめ情報

PAGE TOP