2017年12月17日付

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高齢者らが集う地域のコミュニティー施設で、自主団体として活動しているマージャンの愛好会から「人が足りないので、ゲームに加わって」と誘われた。メンバーがそろうまでということだったので、短時間ではあったが、仲間入りをさせていただいた▼卓を囲んだのは久しぶりなので、おぼつかない手つきで山を積んだ。最初はぎこちなさが先行したが、次第に感覚が戻った。牌を握ったのは三十数年ぶりだけれど、ルールも牌の組み合わせもかなり覚えていた。不思議なものだ▼かつてのマージャンは印象があまりよろしくない。たばこの煙が立ち込める部屋の中で夜通しで打ち、酒を飲みながらゲームをするイメージがある。授業を欠席して熱中する学生が多く、「大学生の必修科目」などとやゆされた時代もあった▼けれど、高齢者を中心とした現代のマージャンは「賭けない、飲まない、吸わない」をモットーにした健全性が特長である。牌を動かすのに指を使い、上がりの役を考えることで脳トレにもなるため、老化防止につながる。愛好者が増えているのもうなずける▼参加して感じたのは、多人数が集ってわいわいがやがやの、1人の遊びにない楽しさだろうか。ゲームそのものが話題になるし、打ち解ければ世間話も弾む。交流にうってつけと言っていいだろう。出不精になる冬本番のこれからの時期。高齢者の外出を促す一助にもまたいい。

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