諏訪市内をタクシーで 乗り放題「定期券」試行へ

LINEで送る
Pocket

諏訪交通(諏訪市)、第一交通(同)、アルピコタクシー(松本市)の3社は、特定の目的地を設定した上でタクシーを定額で乗り放題できる「定期券」制度を諏訪市内で試行する。県内初で全国的にも珍しい取り組み。高齢者の移送サービスとしてタクシーを活用してもらう。来年春にも実施したい考えだ。

諏訪交通の山谷恭博社長によると、3社が諏訪地域で運行するタクシーの約1割に当たる25台の利用を予定する。乗客は事前に市内の病院やスーパーといった2~3カ所の目的地を設定。自宅と目的地、目的地間は乗り放題となり、利用者本人だけでなく、同じ目的地に出掛ける家族や友人などもう1人も同乗できる。

試行時の対象者は100人程度とし、運行時間帯はタクシーの一般利用者が比較的少ない午前10時~午後4時ごろで検討。対象年齢や料金は今後詰めるが、その都度乗車するより割安感が出るよう設定するという。

運行エリアは諏訪市内を想定するが、ニーズに応じて広げる可能性もある。道路運送法に基づき、旅行会社と連携した旅行商品として販売する方針。

高齢社会を迎える中で、利用者が減少するタクシー業界の活性化を含めて定期券制度に着目した。諏訪市にも何らかの支援を求めることを検討する。

「高齢社会の公共交通としてタクシーに何ができるか考えてきた」と山谷社長。「多くの人に関心を持ってもらえれば。ニーズを見て拡大できるか考えたい」と話している。

おすすめ情報

PAGE TOP