無加工写真でメダルを 下宮さん世界大会へ

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世界大会への進出作品を手にする下宮伸一さん

駒ケ根市中沢中割で写真館を営む下宮伸一さん(45)の写真2点が、世界30カ国の写真家が参加する第5回「ワールド・フォトグラフィック・カップ2018」のウエディング部門とポートレート部門の日本代表作品に選ばれた。来年1月に米国で上位10作品が発表された後、5月には豪州で撮影者の順位が発表される。下宮さんは「今年こそ日本代表としてメダルを獲得したい」と意気込んでいる。

下宮さんは昨大会のウエディング部門で世界9位となった実力の持ち主。今年の同部門では、ハート形の地面を残したヒマワリ畑で20代の男女が見詰め合う場面を写した作品が選ばれた。ヒマワリは5月に下宮さんと男女が共同で種をまいて準備。撮影当日には雷が鳴り、写真の背景には雷光を写し込む「奇跡の一枚」(下宮さん)になった。

一方、ポートレート部門には市内で活動する劇団サムライナッツの男性2人が和装で日本刀を構える姿を写した。雨と霧でかすむ中沢の蔵澤寺で深夜に撮影し、刀や衣装に当たって飛び散る雨粒までを鮮明に捉えている。

今大会には国内のカメラマンが計6部門に作品約300点を応募。各部門3点が世界大会に送られる。下宮さんは作品が選ばれた写真家12人で構成する「チームジャパン」に2年連続で入った。

規定ではルポルタージュ・フォトジャーナリズム部門以外の5部門は合成写真が認められているが、下宮さんの2作は「一発撮り」で、画像を加工していない。「私はお客さまの思い出を写す営業写真家。加工をしないのはうそのない表現が大事だから」と思いを語り、「他者の作品は加工が増えているが、写真の原点でもある無加工作品を発表することで世界の風潮に一石を投じたい」と話した。

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