岡谷東高「存続」強く求める 諏訪地域懇談会

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地域懇談会で思いを伝える岡谷東高の生徒

県教育委員会は19日夜、県立高校の第2期再編を含めた高校改革の「実施方針」案づくりに向け、2回目となる諏訪地域(旧第7通学区)懇談会を諏訪市文化センターで開き、約200人が参加した。11月に公表した方針案のたたき台を基に「新たな学びの推進」と「再編整備計画」にかかわる六つの方針を説明した。懇談では県教委が示す再編基準で対象となる可能性が高い岡谷東高校の関係者から存続を強く求める発言が目立った。

第2回懇談会は12日の上伊那地域を皮切りに始まり、来年1月19日までに県内の旧学区ごとに開催する。諏訪地域で8月22日に開かれた1回目の懇談会に引き続き、再編基準に疑問を持つ意見、少人数学級の魅力や都市部存立普通校であっても生徒数が少ない小規模校の良さに目を向けるよう求める意見が多かった。

会場には同校の5人の生徒が全校生徒の意見を代弁し、生徒への分かりやすい説明や学校の存続を求めた。同校の教員らも同校が現状、1学年4学級編成となっている点を踏まえ「4学級だからこそ生徒たちをよく見ることができる」「小規模校には小規模校の良さがある。中学生の選択肢が狭まることになる」などと理解を求めた。

1回目の懇談会で要望が多かった「少人数学級の導入」について県教委は、生徒数に応じて配置できる教員数が決まる現行の法律を紹介した上で、「先進的な教育課程や新たな学校運営を研究するため指定するモデル校の一つに少人数学級モデル校を指定する」とした。

今後のスケジュールでは、具体的な高校の配置などについて検討し、県教委に意見や提案を行う「高校の将来像を考える地域の協議会」の設置を広域連合長を務める首長に要請していく。構成員は市町村長、同教育長、産業界からの選出者を必須とした点について、諏訪地方9校の同窓会の代表者が「構成員に同窓会役員を入れるべき」と要望。高校職員からも「必須構成員に当事者が入っていないのは問題」と指摘した。

高校改革実施方針は来年9月に策定。その後、再編整備計画づくりを進め、20年3月に一次分を策定、21年3月に同計画を確定させる。

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