道の駅から往復5キロ 長谷で自動運転車実験

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国土交通省が伊那市長谷の道の駅「南アルプスむら長谷」を拠点に行う自動運転車の実証実験で20日、地元関係者らによる地域実験協議会が長谷で開かれた。道の駅と美和診療所、長谷総合支所を結ぶ国道152号をメインにした往復5キロのルートで行い、市民ら約100人を乗車モニターとして募集するとした実施計画案を承認。モニターや近隣住民にアンケートを実施して、自動運転の社会受容性を検証する。小型無人機ドローンなど新産業技術を連携させる伊那市の物流の仕組み作りを踏まえ、人と荷物を同時輸送する「貨客混載」をこの実験で行うなど、地域効果を幅広く調べる。

乗車モニターは小学生以上の伊那市在住、在勤、在学者が対象。モニター対象のアンケートでは主に自動運転による輸送サービスの満足度などを調べ、近隣住民へは周辺交通への影響、自動運転技術への信頼度などを聞く。

実験は年度内に実施。ドライバーが運転席から監視する「レベル2」を5日間行い、そのうち1日は緊急停止用の係員が同乗するのみで運転席は不在の「レベル4」を組み合わせる。運行本数は1日4本でレベル4実施日は2本。

一般交通の混在で行うレベル2は、モニターと荷物を運搬。道の駅から美和診療所の往復800メートルの市道区間を交通規制するレベル4はモニターや荷物を載せない。

実験車両は衛星利用測位システム(GPS)や道路に設けた磁気センサーで自車位置を特定し、既定のルートを走行する20人乗りのバス車両を使用。磁気センサーはレベル4の実験区間の一部150メートルに埋設する。

貨客混載の実験は、道の駅と長谷総合支所の間で商品や書類の受け渡しを行い、ドローンの積み込みまで行う。

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