木落し坂の臨場感再び 観光用の模擬御柱

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木落し坂の上へ真新しい「模擬御柱」を丁寧に設置する会員たち

木落し坂の上へ真新しい「模擬御柱」を丁寧に設置する会員たち

下諏訪町第六区の有志でつくる「模擬御柱の会」(宮本梅之会長)は17日、諏訪大社御柱祭の下社山出しで使用した「木落し坂」の上に、観光用の模擬御柱を設置した。柱の先端がせり出すように据え付け、くさびやポールなどで固定。「訪れる人に木落しの臨場感を味わってほしい」と思いを込めた。

勇壮な木落しの姿を伝えたい―と、1998年の御柱祭後年に模擬御柱を設置。以降は柱を大祭ごとに更新し、4代目となった。今回の柱は昨年11月に町内の県有林から切り出したモミ。長さ10メートル、目通りの直径70センチに加工し、下社山出しの1週間前に会員が木作りやわなぐりの取り付けを行った。

設置作業は、模擬御柱にくさびをかませて坂の上へ据え付け、追い掛け綱が付く部分にワイヤを通して地中のアンカーへ固定。さらに柱が左右へ転がらないよう、両側から挟み込むように複数のポールを立てた。

今年1年間だけは、地元区が綱打ちを担当し、「秋宮三之御柱」の山出しで使った女綱の3番綱を模擬御柱の元綱として設置し、より臨場感を出すことにしている。

模擬御柱の会は、一度でも作業に参加した人は皆が会員―というつながりで活動に奉仕しているといい、今回の設置にも「通算だと、数え切れない区民が協力してくれた」という。今後も、わなぐり部分を年1回、御幣は年4回取り換えて模擬御柱の美観を保ちながら御柱の魅力を伝えていく。

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