山と学校のコラボ展 橋口さんと四賀小6年生

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四賀小6年生の感性あふれる立体作品「山」と橋口さんの油絵など(奥)が並ぶ「山と学校」展=諏訪市美術館

画家でイラストレーターの橋口優さん(33)=茅野市ちの=と、諏訪市四賀小学校6年生57人の合同作品展「山と学校」が諏訪市美術館で開かれている。同校卒業生の橋口さんが10、11月に同校を訪れ、6年生が橋口さんや山岳ガイドから山の話を聞きながら思い思いに制作した立体作品「山」が並ぶ。母校をモチーフにした橋口さんの油絵なども展示した。来年2月18日まで。

作家が母校の児童、生徒と作品作りに臨み、発表する美術館と学校との連携展。「登りたい山を作って、行ってみる」をテーマに取り組んだ。

橋口さんは四賀小時代の学校生活が現在の制作活動に大きく影響しているといい、6年生に、山の良さや制作の楽しさを知ってもらい、中学の学校登山にも興味を持ってほしい―との願いを込めた。

6年生は学校で段ボールの上に新聞紙を丸めるなどして山の形を作り、さらにへこませたり、新聞紙を乗せたりして絵の具で色付けした。

美術館では、橋口さんが会場の空間や光を生かして展示した。「どうくつのある山」「天国と地獄」「“宇宙”の果ての山!?」「においの変わる山」など感性あふれる作品を独自に分類。窓際や中央などに、季節や夜の闇を感じさせる「山」をまとめて置いた。

山登りの疑似体験を狙いにした作品も作り、それぞれが「山名」や「装備」を記した。作品脇に「登山届」が貼られ、6年生それぞれが、どんな山にどんな格好でどんな思いで登った(登っている)かうかがえる。

橋口さんは「作品それぞれに個性が出ている。学校登山でも、将来古里を離れることがあっても、作品作りをしたことや、身近に山があったことを思い出してもらえれば」とする。

橋口さんの作品は24点を展示した。このうち「はじまりの合図~四賀小編~」は近作で、放課後、こっそり四賀小に集まった子どもたちが懐中電灯を手に探検。明かりをともした校舎2階の職員室では先生たちが子どもたちの帰りを待っている―様子が描かれている。

来年1月14日午後2時からはギャラリートークがあり、橋口さんが作品解説する。2月3日午後2時からはワークショップを行い、6年生が制作したような「自分が登りたい山」を作る。

問い合わせは諏訪市美術館(電話0266・52・1217)へ。

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