中川のリニア関連県道工事 土砂崩落JR謝罪

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仮称四徳渡トンネル付近で起きた県道への土砂流入について謝罪する宇野本部長(左から2人目)

リニア中央新幹線事業を進めるJR東海と県内の関係市町村長との意見交換会が26日、飯田市の県飯田合同庁舎であった。関係者約25人が出席。市町村長らは建設工事が本格化する中で、土砂崩落による県道の通行止めがあったことから「地元住民の不安が払拭されていない」とし、JRに改めて丁寧な対応を要請。JRは、関係者に謝罪した上で、課題解消に努める姿勢を示した。

意見交換会は県が主催し、3回目。飯田下伊那の各自治体に中川村と木曽郡南木曽町を加えた16市町村の首長が顔をそろえた。JR側は宇野護中央新幹線推進本部長(同社専務)らが出席。会議は冒頭以外非公開で行った。

意見交換では、県建設部の水間武樹リニア整備推進局長が、今月15日にJRが施工する中川村の県道松川インター大鹿線「仮称・四徳渡トンネル」の掘削ルート上で起きた県道への土砂流入に触れ、「重大な問題。県道は地域にとって生命線であり、早期供用、通行者の安全確保、崩落現場の早期復旧を強くお願いする」とJRに要望した。

これに対し、宇野本部長は「大変ご迷惑をお掛けしている」と謝罪。「12月29日には片側交互通行で 通っていただける状況にし、(県道も)一刻も早く復旧したい。 関係する皆さんが安心して通行できるよう努める」と述べた。

出席した中川村の宮下健彦村長は「土砂崩落は昼間だったら車や人が巻き込まれかねない状況だった。大鹿―中川間を通勤する住民がいる。トンネル工事を中止して原因解明、県道復旧を望む村民もいる。道路管理者の県はJRに対し、工事中の安全確保について強く指導してほしい」などと主張した。 

県道は現在、中川村四徳大橋西側―大鹿村大河原松除橋の約3・4キロ区間を全面通行止めにしている。四徳渡トンネルは土砂崩落後、終点まで残っていた約13メートル間を掘削し24日に貫通した。29日正午からの片側交互通行では、四徳渡トンネル内やトンネル中間に掘った作業通路約200メートル間を利用して県道へ抜けるルートを使う。

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