愉快な河童掛け軸 駒ケ根おもしろかっぱ館

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阪本天山が起草した漢文のパネル(中央)とカッパを題材にした掛け軸

阪本天山が起草した漢文のパネル(中央)とカッパを題材にした掛け軸

駒ケ根市下平のおもしろかっぱ館で、今年度の特別展「おもしろ河童の掛軸展」が始まった。カッパを題材にした掛け軸約20点と、カッパを助けたことで知られる中村新六が江戸時代に行った開墾をたたえ、高遠藩の砲術家阪本天山が起草した漢文「大窪中邨(むら)氏墾田碣記(げっき)」のパネルを展示している。

1年間の会期で開く恒例の特別展で、同館所蔵の掛け軸を公開。飯田市在住の墨彩画家水野茂生さんの作品には酒を飲むカッパの姿が描かれ、「一年三百六拾五日 心静かに暮らしたい」と添えられている。

碣記は新六が開墾した東伊那大久保の地にある「阪本天山墾田の碑」に刻まれているが、現在は読み取ることができない。碑文を1920年に書き写した掛け軸が同市東伊那の中村家の床の間にあり、特別展では掛け軸を撮影した写真を東伊那公民館から提供を受け、ほぼ原寸のパネルにして展示した。

林九八館長(66)は「来館者にはユーモアと遊び心で掛け軸を楽しんでほしい。碣記は内容を確認することができないので、ぜひこの機会にパネルを見てほしい」と話している。

特別展は来年3月末まで。観覧料は一般(高校生以上)200円、小中学生100円。午前9時~午後5時。月曜日休館(祝日の場合は翌日)。問い合わせはかっぱ館(電話0265・81・4767)へ。

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