駒ケ根、飯島強風被害 ハウス倒壊や倒木

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強風で破損したビニールハウス=駒ケ根市中割

冬型の気圧配置が強まっている影響で、駒ケ根市内を中心に飯島町などで27日未明に強風が吹き、物置や瓦が飛んだり、ガラスが割れるなどの被害が相次いだ。倒木による停電や電車の運休などの影響も出た。市内の風速計では午前4時ごろ、最大瞬間風速28.7メートルを観測した。警察消防によると、けが人はない。

最大瞬間風速は、第三セクターのケーブルテレビ局エコーシティー・駒ケ岳(駒ケ根市)が同市北割に設ける風速計で観測。風は午前1時~5時にかけて強まったとみられる。市危機管理係によると同日午後1時現在、被害は同市赤穂地区で確認され、倒木7件、瓦飛散や倉庫破損の建物被害8件、農業ハウスの損壊24棟など。停電は午前2時35分ごろ発生し、最大で約8時間、248戸に影響が出た。

建物への被害は、特に同市中割地区で目立った。住宅地では物置が5メートルほど飛ばされ、飛散物により車のガラスが割れるなどした。この家の会社員男性(34)は仕事を休んで片付けに追われ、「午前1時半ごろ、大きな『ゴー』という音がして家が揺れ、外を見ると物置が飛んでいた」と話した。ビニールハウス2棟が全壊した農業男性(44)は「深夜の風はこれまでにないほどの強い風だった」とあぜんとしていた。近くの同市すずらん保育園では、園舎の窓ガラスが割れるなどした。

飯島町では午前2時40分ごろ、同町飯島の町営住宅でトタン屋根が吹き飛ばされ、窓ガラスが割れたとの連絡が役場にあった。一般住宅の物置が横倒しになり、看板が倒れるなどの被害も確認された。

JR飯田線は、午前6時10分ごろ、駒ケ根市の伊那福岡-小町屋間の線路内に木が倒れているのが確認され、伊那大島(下伊那郡松川町)-駒ケ根駅(同市)間で運転を見合わせた。同7時23分に運転を再開したが、部分運休を含む上下線の計4本が運休するなどし、乗客約350人に影響が出た。

長野地方気象台によると、強い冬型の気圧配置は28日まで続く見通しで、局地的に強風が吹く恐れもあるとして注意を呼び掛けている。

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