戌年に「早太郎」お披露目 駒ケ根の光前寺

LINEで送る
Pocket

戌年にちなみ、大みそかから公開する「不動明王・早太郎像」=駒ケ根市の光前寺

駒ケ根市の光前寺は、2018年の干支(えと)「戌(いぬ)」にちなみ、かつて寺で飼っていた山犬の活躍を伝える霊犬早太郎伝説にまつわる寺所蔵の「不動明王・早太郎像」を、31日から来年1月3日まで特別公開する。伝説の700年祭を行った2006年以来、12年ぶりのお披露目となる。

伝説は、今から700年以上前に山犬の早太郎が遠江の国(現在の静岡県西部地方)に出向き、村人を苦しめていた怪物を退治。戦いで深手を負った早太郎は、帰り着いた寺で息絶えたと語り告がれる。以降、寺の本尊・不動明王の化身とあがめられてきた。

光前寺には、静岡県磐田市の見付天神社から贈られた報恩の大般若経があり、書かれた日付(1316年・正和5年)から推定し、2006年の戌年に700年祭を実施。併せて、対の像として「不動明王・早太郎像」を新たに作って公開した。

本堂の秘仏本尊・不動明王は7年目に一度の御開帳での公開のため、「お不動様(不動明王)が変わって世の中に現れた姿」(吉沢道人住職)と考える早太郎との、二つで一組の新たな秘仏があればとの思いから作られた。早太郎像は高さ約60センチの木像で、伝説で伝わる勇敢さが現れている。不動明王は台座を含めて高さ1メートルほどで、災難よけの御利益があるとされる。

光前寺は毎年、その年の干支に合わせて秘仏を公開しており、吉沢住職は「戌年には早太郎の姿をぜひ見ていただきたい。皆さんの幸せにつながれば」と話している。

拝観は無料。公開は31日~1日午後5時ごろと2、3日午前9時~午後5時ごろまで。問い合わせは光前寺(電話0265・83・2736)へ。

おすすめ情報

PAGE TOP