2017年12月31日付

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2017年もきょう1日を残すだけとなった。月日がたつのは本当に早い。新しい1年が始まったばかりだと思っていたのに、もう大みそか。「光陰矢のごとし」を身をもって感じる▼年末の身の回りの片付けをしようと、1年間使った日記兼用の手帳を手に取った。開くと、元旦の初詣や春の野菜の苗植え、地域の夏祭りといった文字が目に入った。仕事では学校の入学式や高原の開山祭、秋のスポーツ大会などの行事。スライドショーを見るように、いろいろな出来事が頭をよぎった▼スケジュール管理と言えば、パソコンやスマホなどの機器で、という人が多いのだろう。けれど、長年の習慣もあって、手帳を愛用している。いつでも手元に置き、書き込みをしていけるのがいいところだ。電子機器ではないので、故障がなく、充電もいらない▼もう一ついいのが、肉筆文字が伝える雄弁さである。時に走り書きで、そして時にはじっくり丁寧に書かれていたり。字からその時々の気持ちや瞬間に立ち返れる。書道家の武田双雲さんは著書で「手書きの文字はうまい下手に関係なく、パワーが宿る」と述べていた▼あすから始まる新しい年に向け、手帳を新調した。1月から12月へとページをめくると、日ごとに真っ白な欄が広がった。平成も終盤の1年間はどんな年になり、空白にどんな文字を書き込むのか。新年を楽しみに待ち望む気持ちが湧いてきた。

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