お年寄りに張り合い アクリルたわし商品化

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作ったアクリルたわしの販売準備をする栗生サロンのお年寄りら

富士見町のお年寄りが地区のサロン活動で作ったアクリルたわしが商品になり、町内の道の駅などで販売されている。作品は同町にちなんだオリジナルデザインの富士山など形や色を工夫。パソコンやスマートフォンの画面の汚れ落としに購入する人もいるなど静かな人気を集めている。

サロンは、お年寄りが地区の公民館などに定期的に集まり、茶話会や体操などをしながら交流。介護予防や生きがいづくりにつなげる取り組みだ。アクリルたわし作りも子育てで編み物経験がある女性たちが認知症予防を兼ねた手芸として行っていた。

町社会福祉協議会に勤務する地域おこし協力隊員の久保有美さんが、同町栗生のサロンでお年寄りが作っているのを見て、「販売で収益が出れば皆さんの張り合いにもなるのではないか」と考えたのがきっかけ。町内の道の駅「信州蔦木宿」に地域おこし協力隊として生産者登録した。昨年3月から栗生のお年寄りの作品が店頭に並んだ。

その後、町社協が各地区のサロン参加者を対象に開いた編み物教室を契機に、富里や旧落合小学校のサロンのお年寄りの作品も販売するようになった。販路も町観光案内所や「富士見森のオフィス」などに広がっている。「山の日サミット」などのイベントや町生活展などでも販売し、これまでに100個以上が売れた。

真っ赤なアクリル毛糸を編んだイチゴ、丸めるとリンゴの形になるかわいらしい作品もある。

栗生では70~90代の女性10人ほどが作っており、「知人にプレゼントすると喜ばれたが、商品になるとは思ってもみなかった。購入してもらえる楽しみが増えた」という。

久保さんは「皆さんがさまざまな新しいことにチャレンジする姿を見るとうれしいしありがたい」と話している。

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