空き家管理「手間大変」 岡谷市がアンケート

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空き家の維持・管理について困っていること

人口減少などに伴い全国的に増えている空き家の維持・管理について、「手間が大変」と感じている所有者が多いことが、岡谷市が行ったアンケートで分かった。一方で、「(困っていることは)特にない」と考えている所有者が多いことも判明。空き家は手入れをしないと急速に老朽化が進むため、適正な管理、活用をどう図っていくかが改めて課題となりそうだ。

市は空き家対策を推進するため、2013年度に行った独自調査で551件を空き家と判定。16年度に行った追跡調査では67件増えて618件が空き家とされた。アンケートはこの所有者を対象に今年度に実施し、335人(54%)から回答を得た。

空き家になった理由は、「居住者死亡」が61人で最も多く、次いで「転居」が46人、「賃貸人の転居」が27人など。現在の状況は、「多少の修繕が必要だが活用可能」が65人、「老朽化や破損により活用は困難」が63人でほぼ同数だったほか、「すぐに活用可能」が19人だった。

どのような管理を行っているか(複数回答)は、「庭の手入れ、草刈り、剪定」「空気の入れ替え」「家の中の清掃」などが多かった。維持・管理で困っていること(同)は、「管理の手間が大変」が52人で最も多い一方、「特にない」も48人だった。ほかに「現住所から空き家までの距離が遠い」や「身体的、年齢的な問題」が挙がった。

一方、今後の活用について困っていること(同)は、「更地になると固定資産税が上がる」が54人、「解体したいが解体費用の支出が困難」が49人など経済的な理由が目立った。今後の管理や活用に対する市への要望では、「空き家の解体に関する資金の援助」が最も多かった。

市は今後も空き家が増えると予想して いるが、空き家のまま所有 していても差し迫った問題は少ないことから、実際に行動 に移せない所有者が多いと分析。また、解体などにかかる経済的負担が大きいと感じており、当面は費用負担が少ない空き家の状態で放置してしまうという。

市はこれらの結果を踏まえて今年度、空 き家の適正管理や活用を促 進する空家等対策の推進 に関する特別措置法に基づ く空家等対策計画を策定し、空き家対策に積極的に取り組んでいく方針だ。

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