保育園で縄文クッキー提供へ 茅野市教委

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茅野市内の保育園のおやつに採用された縄文クッキー(右)と市食育キャラクター「栄養マン」のクッキー

茅野市教育委員会は、市内保育園のおやつに「縄文クッキー」を初めて採用し、1~3月に提供する。「縄文のビーナス」と「仮面の女神」の愛称で知られる同市から出土した国宝土偶2体をかたどったクッキー。おやつを通じて地域への誇りや愛着を醸成したい考えだ。

同市では縄文をまちづくりや人づくりに生かす「縄文プロジェクト」に基づき、2014年から小中学校で縄文科学習がスタート。17年秋には縄文を学び、楽しむイベント「八ケ岳JOMONライフフェスティバル」が開かれた。

保育園でも遠足で尖石縄文考古館を訪れたり、縄文風の演出で運動会を開催したり、粘土で土偶や土器を作ったりしている。市教委は、縄文クッキーの販売 が始まったのを受け、縄文の活動に取り組んできた園児たちに食べてもらおうと、おやつに採用した。

縄文クッキーはNPO法人やまびこ会の就労継続支援B型施設「ひまわり作業所」(茅野市宮川)が、JOMONライフフェスティバルに向けて開発した。市販用は土偶や土器などのクッキーの詰め合わせで、17年夏の発売開始以来、贈答用などとして400セット以上を販売する人気商品となっている。

おやつ用クッキーは市販用に含まれるドングリ粉を除き、同作業所が今もおやつ用に提供している「栄養マンクッキー」と同じ生地で焼き上げる。障がいを持つ20~60代の利用者6人が製造しており、園児のおやつに採用されたことを喜び、自信につながっているという。

クッキーは年少園児に1枚、年中・年長園児に2枚配る。茅野市の縄文の説明も行う。園児の反応を見て来年度の実施を検討するという。市教委幼児教育課で栄養指導を担当する浜まゆみさんと吉田清香さんは「自分たちの住んでいるまちに国の宝があることを知ってほしい。地元の良さを忘れず大きくなって」と願っている。

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